『砕かれた四月』創作日記 by F

本作を取組むにあたり、こんなにも自身とにらめっこできた時間を幸福に思う。東京という場所に赴き環境が一変したこと、初めて台本を創作するということ、その他様々なことが私の身体の中で渦巻いた時間であった。自身が何者なのか、なぜ演劇なのか、何をどうしたいのか、これまで見つめてきた世界と新しき世界、この葛藤は枚挙にいとまがない。そんな私の七転八倒に付き合い、明るく軽快に支えてくれた俳優の島袋さんに感謝申し上げたい。 彼女なしではここまで到達出来なかった。

そしてこの機会を頂いたサファリ・Pの演出家山口さんに感謝申し上げたい。彼女との出会いは2018年に遡る。
サファリP 沖縄公演のアフタートークでご一緒した。利賀の演劇コンクール繋がりだが、私が何者かも知らない彼女からでた言葉「夢」。私を京都にお呼びしたい、これが私の夢だというメールを頂いた。感動した。それから二年。私は初めて京都に赴く。

福永武史

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