トリコ・A演劇公演2021『へそで、嗅ぐ』

山口茜による作・演出の新作を、茨木(大阪府)、東京の二都市で上演します。
今作は完全具象を目指しており、今までのトリコ・Aともまた違った舞台をお届けします。

9月2日(木)~6日(月)​に上演を予定しておりましたトリコ・A『へそで、嗅ぐ』東京公演に関しまして、新型コロナウイルス感染症の感染拡大、全国的な緊急事態宣言の発出に伴いやむなく中止することを決定いたしましたのでお知らせいたします。
公演を楽しみにされていた皆様にはご迷惑をお掛けし、また公演直前のご案内となりましたことを深くお詫び申し上げます。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
チケットの払戻し関しましては、こちらをご覧ください。

トリコ・A演劇公演2021『へそで、嗅ぐ』中止にさいして

改めまして『へそで、嗅ぐ」観劇を予定してくださっていた皆様、ご期待に添えず、本当に申し訳ありませんでした。我々はついこの間まで、必ず公演を開催するつもりで、大阪の茨木市クリエイトセンター 大ホールからこまばアゴラ劇場へのサイズ変更に伴う演出の変更や、上演台本の修正に精を出しておりました。コロナへの恐怖心がありながらも、東京に行って上演することを当然のように思って準備しておりました。

しかしオリンピックが終わり、緊急事態宣言が東京のみならず京都にも出て、感染者数が日々増えていくことをニュースで目の当たりにし、カンパニーメンバーのワクチン接種が終わっていないことに不安を覚え始めました。公演に合わせて接種することができれば良かったのですが、なかなか順番が回ってこず、本当にこの状態で京都と東京を大人数で往復しても大丈夫だろうかとの思いが出てまいりました。滞在中、宿泊先と劇場の往復以外、外出するつもりは誰にもありませんでしたが、それでもなお「デルタ株」に感染してしまう危険性があるのではないか。同伴予定の幼児がもし罹患してしまったらどうなるのか。不安を解消するためにスタッフと制作部で話し合いをし、各自色々な方面から情報を収集し、こまばアゴラ劇場にも相談させていただき、キャストにももし不安があれば遠慮なく伝えてもらうように言って検討を重ねました。

そして、万が一カンパニーメンバーの誰か一人が滞在中に発症した場合。あるいは誰か一人でも罹患し、関西に戻ってから発症した場合。様々なパターンをシミュレーションした結果、今回は中止と言う決断に至りました。

ただ決断した今もなお、迷いと申しますか、やはり上演したかったと言う後悔のような思いが強くあります。何よりも命が大事なのだ、と言うことはわかっていますし、だからこそ中止を決断したわけですが、これまで時間をかけて、大勢の方のご協力のもとで創作してきた『へそで、嗅ぐ』を上演できなかったことが残念でなりません。もちろん私が賭けていいのはあくまで自分の命だけです。その矛盾に引き裂かれる思いです。

最後に、今後このコロナ禍で上演される舞台芸術に関わる皆様、ひいては全ての仕事に関わる皆様を、心から応援しています。コロナ前にはもう2度と戻れませんが、このパンデミックを経た私たちは、何皮も剥けて成熟いたしましょう。
改めまして、当該公演の観劇を予定してくださっていた皆様、関係してくださった全ての皆様、この度は本当に申し訳ありませんでした。そしてありがとうございました。

合同会社stamp 代表社員 山口茜

チケットの払戻しについて

◆こまばアゴラ劇場支援会員でご予約のお客様
こまばアゴラ劇場にお問い合わせください。
◆Pass Marketからご予約のお客様
  • -コンビニ決済のかた
    以下のアドレスに「ご観劇日時」「お名前」「お振込み先」をお知らせください。後日、「返金金額」と「振り込み日」を返信いたします。
    seisaku@stamp-llc.com
  • -PayPay残高/クレジットカード決済のかた
    弊社でキャンセル作業を行いますので、手続等は不要です。9月末日までに振込されない場合にはseisaku@stamp-llc.comまでお問合せ下さい。


  • [茨城公演チラシPDF]

    トリコ・A へそで嗅ぐ 茨城公演チラシ

  • [東京公演チラシPDF]

    トリコ・A へそで嗅ぐ 東京公演チラシ

作・演出:山口茜
出演:豊島由香、福角幸子、高杉征司、芦谷康介、達矢、佐々木ヤス子、中筋捺喜、温井茜

あらすじ

脳性麻痺を患う主人公は、小さな町にある小さな寺で、両親と暮らしている。彼女の定位置は大きな松の木のある庭に面した縁側。ある時は父の読むお経とともに、ある時は縫い物をする母とともに、彼女の毎日は過ぎていた。ある日、父が倒れ、彼女のもとへ初めてヘルパーがやってくる。ところが主人公は、ヘルパーとどう接して良いのかわからない。彼女は悩む。私はヘルパーに、何をしてほしいのか。そもそも私はいったい、何を望んでいるのか。
誰も知らない、でもみんなが知っている、脳性麻痺の、ひとの生活。

茨木公演

2021年
8月6日(金) 19:00◎
8月7日(土) 13:30□ / 18:00
8月8日(日) 13:30◆   (計4ステージ)
※受付開始は開演の1時間前、開場は30分前
※自由席(整理番号付きチケット)

茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)・センターホール
〒567-0888 大阪府茨木市駅前4丁目6−16
TEL:072-624-1726(9:00〜17:00)
JR茨木駅から東へ徒歩10分、阪急茨木市駅から西へ徒歩12分

[各種サービス] ※無料
◎…字幕サービスあり(要予約、人数に限りがあります)※タブレットから光が漏れる都合上、最後列をご案内いたしますことご了承ください。
◆…託児サービスあり(要予約、人数に限りがあります)
□…アフタートークあり

【チケット】
一般 3,000円
65歳以上、障碍者とその介助者 2,500円(要証明)
青少年(24歳以下) 1,000円(要証明)
※当日券は各500円増し
※茨木公演では、茨木市観光協会、茨木市勤労者互助会、OSAKAメセナカード各会員は10%引き(割引は本人のみ。この取り扱いは財団窓口のみ)


チケット発売日 6月18日9:00【茨木・東京(一般)】
※茨木公演の窓口販売は6199:00より

茨木公演 チケット購入ページ

[茨木] 茨木市文化振興財団・文化事業係(電話・窓口とも9:00~17:00)

電話:072-625-3055 web:https://www.ibabun.jp
窓口:クリエイトセンター1階/福祉文化会館3階
ローソンチケット(Lコード:55132)

<予約チケットの引取り>
電話予約→窓口/郵送
web予約→窓口/郵送/コンビニ(セブン-イレブン)

◾️郵送について
予約後5日以内に郵便局備付けの「払込取扱票」でチケット代+手数料をお支払いください

払込先:<払込口座>00970-7-190576 <加入者名>茨木市文化振興財団

用紙の通信欄に公演名・枚数・予約番号をご記入ください。

東京公演

2021年
9月2日(木) 19:00
9月3日(金) 14:30◎ / 19:00◎
9月4日(土) 13:30 / 17:30
9月5日(日) 13:30◆□ / 17:30
9月6日(月) 14:30    (計8ステージ)
※受付開始・開場は開演の30分前
※全席自由席

こまばアゴラ劇場
〒153-0041 目黒区駒場1-11-13
TEL:03-3467-2743
京王井の頭線駒場東大前駅から徒歩3分
※会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際は公共交通機関をご利用ください。

[各種サービス] ※無料
◎…字幕サービスあり(要予約、人数に限りがあります)※タブレットから光が漏れる都合上、最後列をご案内いたしますことご了承ください。
◆…託児サービスあり(要予約、人数に限りがあります)
□…アフタートークあり

【チケット】

一般 3,000円
65歳以上、障碍者とその介助者 2,500円(要証明)
青少年(24歳以下) 1,000円(要証明)
※当日券は各500円増し


チケット発売日 6月18日9:00【茨木・東京(一般)】

東京公演 チケット購入ページ

※事前精算可(コンビニ・クレジット決済、Paypay)
※当日精算クレジット決済可(利用可能ブランド:VISA、Mastercard、AMERICAN EXPRESS、JCB、Diners Club、DISCOVER)

スタッフ

舞台監督:下野優希
照明:池辺茜
音響:森永恭代
舞台美術:竹内良亮
作曲:山口茜
衣装:清川敦子
宣伝美術:坂本香名子
宣伝素材:渡部真由美
記録写真:松本成弘
舞台収録:堀川高志(kutowans studio)
制作:syuz’gen、宮田直人(ジャグリング・ユニット・フラトレス)、中筋捺喜(うさぎの喘ギ)、合同会社stamp
ドラマトゥルク:ウォルフィ―佐野
演出助手:高杉征司

協力:ジャグリング・ユニット・フラトレス、うさぎの喘ギ、大鹿展明、沖田ちひろ、寺川和江、帰山玲子、水上祐佳、山地美子
提携:(有)アゴラ企画、こまばアゴラ劇場(東京公演)
後援:茨木商工会議所、茨木市観光協会(茨木公演)
主催:合同会社stamp(東京公演)
(公財)茨木市文化振興財団(茨木公演)

京都芸術センター制作支援事業

感染症予防についてのお願い

ご来場の際は、感染症予防にご協力願います。
詳しくは当団体の新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン および茨木市文化振興財団webサイトをご覧ください。

人間は、情報の80パーセントを視覚で判断しているらしい。ところが視覚で判断する際に重要となるのはそれ以外の感覚器官だそうだ。つまり、匂いや音や手触りを通じて目で捉えることが決まり、その「目で捉えたこと」を通して情報を認識するということ。人は見た目が9割、なんていう本も出ているけれど、そもそも見た目の受け止め方は、人によって違うということがわかる。

であるにもかかわらず、私たちは「人によって受け止め方が違う」ということがいつも受け入れがたい。「普通こうするよね!」と盛り上がり、誰かの気持ちを想像で代弁し、異質なものを排除してしまう。もっとひどいことに、あまりに身体的にかけ離れた人のことは、最初からいないとばかりに生活をしてしまう。とにかく私たちは、同じでないものが受け入れがたい。ここまで徹底して「違う」ものを「いない」ことにしてしまうのは、いったい何故だろうか?

こういうことから今回の作品作りは始まった。ドラマトゥルクとして、サックス奏者のウォルフィー佐野さんをお迎えした。理由は、持っている肉体は私とかけ離れているが、話がとても弾んだから。

(山口茜)


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